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メガメタグロス練金工房

メタグロスの探求ブログです。

【考察記事】新環境におけるメガメタグロスの強さについて

 お久しぶりです、SAZINです。

 今回は、レーティングバトルの息抜きと、Twitterで頂いた質問への返信を兼ねて、メガメタグロスの"強み"について説明をしていきたいと思います。

 

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 予め断っておきますが、この記事はメタグロスの調整を書いたものではなく、同時に既にメタグロスを使っている方に向けたものではありません。

 全編を通して、私の主観で話を進めて行きますので、御理解の程、よろしくお願い致します。

 

 全体のお話は、

ORASまでのメガメタグロス

★新環境のメタグロスの立ち位置

★環境の変化と仕様変更

★採用できる技と役割対象の変化

★現環境の個人的メガメタグロス考察(未実装)

 という順番で項目ごとに追っていきます。

 ORAS時代にポケモンをやっていなかったよ、という人は赤い項目から。普段メガメタグロスを使っていないよ、という人は青い項目から。そして、現在もメガメタグロスを運用しているよ、という人は、黒い項目を御覧頂ければ分かりやすいと思います。

 

ORASまでのメガメタグロス

 まず初めに、ORASではポケモンに触れて居なかったという皆さんに知っておいて欲しい事が、ORAS時代のメガメタグロスについてです。

 それは何故かと言いますと、メガメタグロスという単体に関して、SMに移行する上で強化された要素ははっきり言って一切ありません

 メガメタグロス自体は、追加の技や種族値の見直しがあったなどの強化や変化はなく、何も変わっていないのです。では何故増えたの? という話は追々して行くとして、ORASメガメタグロスについて知ることが、現在のメガメタグロスを知ることに繋がるという考えの下、基礎知識として当時の様子を御話していきましょう。

 

 大前提としてざっくりと言ってしまうと、メガメタグロスの評価は、中の上から上の下程度。メガシンカランキングでは大凡B+〜A−が定位置で、所謂中堅上位的扱いを受けていました。

 それは何故なのかについて説明をしていきます。

 ORAS当時の背景事情として、現在はそうでもありませんが、パーティー構成はメガシンカの選択から始まる、というのがおおよその流れでした。使いたいメガシンカ、環境に刺さっていると考えられるメガシンカを決定し、そこから取り巻きを選択していくのが、スタンダードなパーティー構成のやり方だったと思います。(少なくとも私はそうしていました。)

 このように、パーティーに必ず入り、且つ複数体を両立させることが難しいメガシンカという枠には、あのメガガルーラが居ました。

 

 f:id:SAZIN:20170312005524p:plainメガガルーラメガメタグロスの関係性f:id:SAZIN:20170117145825p:plain

 ORAS当時ポケモンをプレイしていなかった皆さんでも、第六世代で猛威を振るったメガガルーラの存在は、耳に届いているのではないでしょうか。

 二回行動、高耐久、高火力、四倍弱点を持たない上、技の選択肢は極めて広い。ポケットモンスターはS&Mに入り、メガガルーラはその特性が弱体化されましたが、未だに環境に一定数姿を現していることから、これよりもさらに強力であった場合にどうなるかは、想像に難くないと思います。

 このメガガルーラというポケモンと、今回の題材となるメガメタグロスというポケモンは、役割対象こそある程度違いましたが、カバーできる範囲、突破力、選出のし易さといった重要なポイントで、ガルーラ側に軍配が上がっていました。

 

 というか、物理型のメガシンカでガルーラを差し置いて採用されるポケモンは、片手で数えられる程度だった筈です。ボーマンダハッサムのような積み技と再生回復技の両立が可能なポケモンや、ヘラクロスクチートのようにトリックルーム下で暴れられるポケモン以外は、殆ど採用対象とはなっていなかったでしょう。

 バシャーモリザードンといった強力なメガシンカも、どちらかといえばガルーラのお供に見かける事が多く、彼女を押し退ける程のパワーがあるとは言い難かった筈です。メガガルーラの強みの一つとして、その技範囲と特性から来る器用さがあり、役割を持たせやすかったことから、裏に添えるメガシンカにかなりの自由度があった点もあるのではないでしょうか。

 

 この様に、メガガルーラという障壁に阻まれ、メガメタグロスを含めた物理型メガシンカの評価は相対的に落ちていました。

 

  f:id:SAZIN:20170117145825p:plainメガメタグロスの欠点f:id:SAZIN:20170117145825p:plain

 次に、単体としての話になりますが、これに関しても十分だったとは言い難いです。

 メガメタグロスは、タイプ相性で不利を取らないのであれば、ほぼ全てのメガシンカポケモンを対面で叩き潰す事が可能です。メガシンカした際の種族値合計は700という破格の数値を誇り、多少攻撃の伸びが悪かった点に目を瞑れば、高耐久高火力の高速アタッカーとして十分な水準に達しています。

 しかし、メタグロスは殆どの場合、相手のメガシンカの裏に添えられる受けポケモンを突破できません。クレセリアスイクンカバルドンなどなど、一般的な物理受けに対して、どくどくを採用する、頑張って草結びを打つ程度しか、対抗手段がありませんでした。メタグロスは技範囲がある程度広く、バランス良く相手の選出に対処可能な点が魅力でもありましたが、一方で物理受けを崩そうとすると汎用性に欠き、採用価値が損なわれます。

 メガメタグロスは強力だが、崩しの手段に乏しい、というのが、概ねORAS時代の評価だったでしょう

 

 こういった崩しができないメガシンカを使う場合、サザンドラなどの特殊高火力ポケモンを採用してサイクルを回すのが1つのプレイスタイルとして確立していました。

 つまり、メガメタグロスを採用する場合、基本的には攻撃重視防御重視問わず、ある程度受け出しから切り返しの手段を持つパーティーを用意する必要があった、ということです。しかしながら、基本的にサイクルを回すということは、一定値のポケモンに関する知識、環境の把握能力、選出予想のノウハウ、勝負手の見極めが必要になります。これは殆どの戦法に於いて必要なものではありますが、サイクル戦ではそれが特に顕著でした。

 更に、受けて切り返す、という戦法には、上から攻撃を押し付け続ける、という戦法と違い、攻撃被弾の回数がぐんと上がります。急所、追加効果、諸々の運要素を被る可能性が高まり、そういった意味でも敬遠されるプレイスタイルであることは間違いありません。こういった幾つかの要点から、メガメタグロスは数値や特性とは裏腹に採用されにくい状態に置かれていたことが分かります。

 

 これだけなら、サイクル戦を好むプレイヤーにはそれなりに使われていたのでは? と思う方も多いかも知れませんが、最後にして最大の欠点として、メタグロスはメインウェポンが命中不安定技であったことが挙げられます。

 メタグロスは環境的に、バレットパンチ以外の鋼技を搭載するスペースがなく、タイプ一致メインウェポンとして思念の頭突きを採用するのが無難でした。

 そしてこの技の性能。

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 エスパータイプを馬鹿にしているのかと思う程の酷さです。威力80に対して命中90という残念さ。怯み効果を見ても、滝登りや悪の波動の安定感には遠く及びません。

 「技を外すメガ枠は弱い」とは何方かのブログで頻繁に目にしたフレーズですが、その証拠とでも言うように、メガガルーラメガゲンガーのORAS2トップメガ枠はメインウェポンが悉く命中100%。

 相性有利を取って殴るとは言っても、一度技を外せば本来回す必要のないサイクルを再び回さなければならなくなります。同じようなプレイスタイルを取るのであれば、物理特殊のメインとなるスキン技が命中安定だったボーマンダを軸に組んだ方が幾らか無難だったことは、書き起こすまでもないのではないでしょうか。

 このように、メガメタグロスはパーティー構成上、そして汎用性を高める上で採用すべき技構成上で、運負けを誘発してしまうポケモンでした。

 

 以上が、ORASまでのざっくりとしたメガメタグロスについてです。

 私は普段、自分の大好きなメタグロスを持ち上げてばかりなので、事細かに悪い点を論うのは多分初めての試みだと思いますが、これが現実です。

 

 ここまで散々書いてきましたが、当然メタグロスにも独自の強力な部分があります。新環境の話も交えながら、今度はそれについて触れていきましょう。

 

★新環境のメタグロスの立ち位置

 

 では、そんな中堅上位的扱いを受けていたメガメタグロスが、現在どのようなポジションにいるのか? という話に移っていきます。

 現在メガメタグロスは、1メガとして対面パーティーに組み込まれている他、サザングロスが環境に一定数存在しており、トップ層を形成する一角に昇格しています。

 割と懐疑的な方も居るかと思いますが、私が2000から2133(一瞬で叩き落とされましたが)に上るまでの60戦前後の試合の中で、メガメタグロスのKPは11。五回に一回は遭遇するレベルです。

 もちろん、数百回に渡って検証したような正確な数字ではありませんが、ORAS時代と比較しても明確に採用率は上がっていることが実感できます。周囲のプレイヤーたちと話をしていても、メガメタグロスを目にする機会は増えたし、実際に使っている、なんて言葉を耳にしたりもしました。

 では何故、命中不安定で他に優先されるべきメガシンカが沢山いたはずのメガメタグロスが、ここに来て数を増やしたのか?

 次からはそこについて触れて行きます。

 

★環境の変化と仕様変更

 

 メガメタグロスが増えた原因の1つに、環境の変化があります。

 これはどんなポケモンの増減にも関係していますが、今回は特に顕著にメガメタグロスに追い風となりました。

 その最たる例が、四神の追加です。

 

 f:id:SAZIN:20170312012120p:plainf:id:SAZIN:20170312012121p:plain環境を動かした守り神達f:id:SAZIN:20170312012126p:plainf:id:SAZIN:20170312012125p:plain

 今回新規ポケモンとして追加された準伝説は4体。その何もがフェアリータイプを持ち、ある程度持ち物により有利不利が動きますが、基本的にこれら全てをメガメタグロスで殴り倒すことが出来ます。

 さらに、これらに有利が取れるだけでなく、メガメタグロスはこれら四神とコンビネーションを組む上でも絶大な恩恵を受ける事が可能です。

 

 唯一タイプの被ってしまうカプ・テテフを除き、他の守り神は全てメガメタグロスと無理なくサイクルを組む事ができ、一体一体が規格外の崩し性能を持っています。

 挑発や自然の怒りによって耐久型を切り崩したり、逆に瞑想などで相手を起点にできる他、一度有利対面を作られると一体犠牲にしなければならないようなポケモンばかりで、ORAS時代のように「物理受け投げられてハイ終わり!」ではなく、相手も常に四神の圧力に怯えなければならなくなりました。

 また、彼等の最大の長所であるフィールドメイクに於いて、メガメタグロスが不利な効果だけを受けるという状況が一切ありません。

 

      f:id:SAZIN:20170312012506p:plainミストフィールドの龍半減と状態異常無効

        グラスフィールドの地面半減とHP回復f:id:SAZIN:20170312012121p:plain

        f:id:SAZIN:20170312012125p:plainエレキフィールドの催眠無効

      サイコフィールドのエスパー技強化と先制技無効f:id:SAZIN:20170312012120p:plain

 

 これらのメリットを活かしつつ、大きなデメリットを受けない事が、メガシンカとしての採用価値を押し上げています。

 

 更にプラスポイントとして、鋼枠として他のメガシンカが、軒並み環境で戦い難い事が挙げられるでしょう。

 メガメタグロスを除く鋼メガ枠を採用する場合、相手のカプ・テテフに対して安定性の出る枠を、メガ枠とは別に採用しなければなりません。というのも、ハッサムや今後追加されるクチートはサイコフィールドで先制技を縛られるため切り返しで倒す事が出来ませんし、それどころか打ち分けのできる個体ならめざ炎で焼かれるリスクが付き纏います。ルカリオはそもそも受け出しが効きません。

 これらのメガ枠は、鋼枠をフェアリーメタで採用したいのに、肝心要のカプ・テテフを倒せない可能性がかなり高いというデメリットが付き纏います。そのため、裏にジバコイルヒードランギルガルドといった鋼枠の採用を余儀なくされる場合が多いです。

 当然メガメタグロスも、スカーフカプ・テテフに後出し時にシャドーボールを受ければ、続くもう一発で倒されます。

 しかし逆に言えば、メガメタグロスカプ・テテフに負けるのは、相手がスカーフを持っている上でこちらが後出しをした場合、それもしっかりと読みを決めてシャドーボールを打たれた場合に限ります。(意地っ張りで採用する場合はこの限りではありませんが、こういった理由も含めて現環境では陽気型の採用を強くお勧めします。詳しい理由は後ほど)

 スカーフであれば、打ち分けのできるカプ・テテフよりも遥かに受け易く、ある程度の特防があるポケモンを用意すればいいだけ、というのもお手軽です。

 

 このように、環境で鋼枠としての役割を十分に遂行でき、四神と殴り合える上、以前よりもサイクルを回す上で崩しの手段が豊富なポケモンが増え、簡単に受けられなくなったことから、メガメタグロスの価値は相対的に上昇しました。

 

 そして、仕様の変更についてです。

f:id:SAZIN:20170312012913p:plainf:id:SAZIN:20170312012922p:plain素早さに関する使用の変更点f:id:SAZIN:20170312012929p:plainf:id:SAZIN:20170312012933p:plain

 

 御存知の通り、メガシンカ時の素早さ、特性判定が、メガシンカ時にも乗るようになりました。

 簡単に言いますと、メガメタグロスは初速から110族になった訳です。

 

 ORAS時代を知らない人のために軽くお話しますと、当時はメガシンカしたターンの素早さと、素早さに関係する特性は、メガシンカ前のもので計算されていました。メガシンカしたターンはゲンガーはゲッコウガに上を取られましたし、ボーマンダは鉢巻ガブリアスの逆鱗で上から叩き潰されていたわけです。

 当然メガメタグロスも、70族という低めのステータスに翻弄され、ランドロスにとんぼ返りを打たれてもスカーフかどうか判断できずに苦悶するような状態でした。

 

 しかし、今回の仕様変更により、メガメタグロスは陽気で採用すれば対面から急所以外の要素でガブリアスに負けることがなくなり、相手のメガリザードンなどを上から攻撃できます。キノガッサに上からキノコの胞子を打たれて、スカーフかタスキか分からない、なんて事態も起きません。

 これまでは上手く有利対面を作ってメガシンカをする必要があった筈が、相性有利な相手に素早さを気にせず動けるようになったことで、扱い易さがぐっと底上げされました。

 当然これはメガメタグロスだけのことでは無く、ボーマンダルカリオとのパワーバランスに若干の変化がありましたが、今回はそれは割愛しておきます。

 

 このように、メガメタグロス単体の強化ではなく、環境や仕様の変化によって、相対的にメガメタグロスの採用価値、扱い易さが押し上げられていると言えます。

 

★採用できる技と役割対象の変化

 

 続いて、技についてのお話です。

 先ほど口を酸っぱくするほど「技を外すからダメだ!」という話をしたかと思いますが、個人的に最もメガメタグロスの採用価値を押し上げたポイントとして、「鋼技を採用できるようになった」こと、更に細かく挙げてしまうと「アイアンヘッドが採用できるようになった」ことがあると思います。

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 アイアンヘッドは何故強いのかと言いますと、命中が100だからです。威力は思念と同様ですが、命中安定技であり、怯み率も高く設定されています。タイプは違えど、完全上位互換レベルの性能差があります。

 これにより、相手が多少硬い程度であればこちらは怯み期待で殴り続けることも出来ますし、常に相手に三割の危険性を押し付けながら立ち回ることができます。

 

 じゃあ何故今まで採用しなかったんだ!

 という話ですが、これは先程の話と若干被りますが、環境に居るポケモンへの一貫性の問題からです。環境に変化を促した守りの神たちの存在は、殆どのパーティーにエースクラスのフェアリータイプポケモンの存在を植え付けました。

 効果抜群で叩けるカプ・ブルルカプ・テテフのほか、カプ・コケコやカプ・レヒレにも等倍で打つことが出来、相手の裏にもある程度の一貫を期待できるような環境へ変化がありました。それは何故なのかというと、個人的に最も大きな要素として、FCロトムの環境からの死滅にあります。

 

 大増殖を遂げたフェアリータイプの流行、そしてそれらが崩し、サイクル戦闘、特殊フィールド効果を持っていることで、これまでHロトムやWロトムに期待されていたサイクル戦闘における役割が、大幅に薄れたと言えます。

 そこに加え、殆どの型のFCロトムが、これら四神に対面から制圧されかねないという危険性を孕んでいます。

 このような理由で、これまで、受け出しされるところへ思念を打つことでサイクルの短縮を図る必要があったFCロトム達が減少したことで、思念で叩きたい範囲が狭まり、同時にアイアンヘッドで押し切れる場面が増加しました。

 

 以上の理由から、運負けを生む命中不安技をメインウェポンとして搭載する必要性が激減し、メガメタグロスの扱いやすい面が表に姿を見せてきたのが、現状であると言えるでしょう。

 

 

 

 以上のような様々な理由から、結論として、メガメタグロスは環境において強力なポジションに復権しており、採用する価値が高まっているということがお分かりいただけたら嬉しいです。

 記事冒頭でも述べましたが、これは飽くまでも私の私的な考察や観点から書いたものですので、既にメガメタグロスと共に環境に飛び込んでいる方にとっては感じ方が異なるかもしれませんが、それに関しての御意見などは控えて頂けるとありがたいです。

 それでは、この後はどのようなメガメタグロスが環境に刺さっているのか、その個人的な意見を綴っていきたいと思います。

 

★現環境の個人的メガメタグロス考察

 

 このページに手を付けようというときに、パーティーの改善案が浮かび、今育成に着手しているところです。

 本当に申し訳ありませんが、このシーズンの残り一週間と少しの間、目一杯時間をかけてレートに臨みたい所存ですので、更新をお待ちください!

 

 何か質問などがあれば、Twitterまでお願いします。

 頑張って今期も2200を目指しておりますので、良い報告をお待ちください。少しでもメタグロスの魅力が伝われば嬉しいです!